CASE施工事例
好み、拘り、お気に入り、そして動線。すべてをぎゅっと詰め込んだ、たった一つの家










施工概要
千葉県松戸市にて、建売住宅をご購入されたH様邸のリノベーション施工例です。
H様ご家族からは、建売住宅の購入を検討する段階で「自分たちの暮らし方に合わせて、入居前に住まいをつくり変えられないか」というご相談をいただきました。
事前のお打ち合わせを重ねる中で、ご希望内容の多くが実現可能であることが分かり、リノベーションを前提として建売住宅の購入を決定されています。
ご予算についても、リフォーム費用を含めた住宅ローンを組むことで、無理のない資金計画を立てながら進めていきました。
外回りのリノベーション
外構計画では、将来を見据えた使いやすさと安全性を重視しています。
車いすでの出入りがスムーズに行えるよう、玄関ポーチを拡張し、昇降機を安全に使用できる動線を確保しました。
また、砂利敷きだった部分にはコンクリートを打設し、雨天時でも足元が不安にならないよう整備しています。
カーポートにはセンサー付きの照明器具を設置し、夜間の出入りも安心できる外構計画としました。
間取りと動線の見直し
室内は、1階が広めのLDKのみという建売住宅ならではの間取りでした。
今回のリノベーションでは、Rの壁で緩やかに区切った洋室を新たに設け、あわせて収納スペースも確保しています。
間仕切りの上部はアーチ状の開口とし、空間のつながりや圧迫感の軽減にも配慮しました。
玄関からLDKへ入るメイン動線についても見直しを行っています。既存の扉は車いすでの通行が難しかったため、壁と扉を撤去し、邪魔にならない位置に新たな扉を設けました。
洗面室の扉についても、開閉しやすい引戸へ交換し、日常動線のストレスを減らしています。
素材と造作へのこだわり
玄関ホールや間仕切りには、無垢材を使用した建具を採用しています。
手で触れる部分は、できるだけ本物の木を使いたいというH様のご希望を反映し、素材選びを行いました。
リビングには、古材風にダメージ加工を施した梁を取り付け、空間のアクセントとしています。こちらの梁は構造補強を目的としたものではなく、意匠として設えた化粧梁です。
キッチンカウンターやミシン作業用スペースの天板についても、既存のシート仕上げを取り外し、木材を使った板へと交換しました。
仕上げは、使い込むほどに味わいが増すステイン塗装とし、暮らしの中で経年変化を楽しめる仕様としています。
キッチンとアクセントクロス
キッチン背面はタイル貼りとし、そこにお父様が製作された家具や棚を取り付けています。
コンセントや照明についても、実際の使い勝手を細かく確認しながら数を増設しました。
その際、壁紙の貼り替えが必要になったことをきっかけに、「せっかくなら好きなクロスを使いたい」というお話から、アクセントクロスを随所に取り入れています。
アクセント壁には、marimekko(マリメッコ)の人気柄「KETUNMARJA(ケトゥンマルヤ)」を採用しました。キツネとベリーが描かれた北欧デザインが、空間全体をやさしく包み込む印象に仕上がっています。
建売住宅を自分たちらしく
建売住宅という既に完成された住まいであっても、間取りや動線、素材の選び方によって、暮らしは大きく変わります。
今回のリノベーションでは、好みやこだわり、日々の動線を丁寧に積み重ねることで、H様ご家族にとって心地よい、世界に一つだけの住まいが完成しました。
入居前に手を加えることで、住み始めてからの「こうすればよかった」を減らし、最初から自分たちらしい暮らしをスタートできる住まいとなっています。
今回のリノベーションについては、実際に住まわれるH様ご夫婦の想いや、リノベーションを検討された背景についても 「お客様の声」で詳しくご紹介しています。 施工を検討されている方の参考として、あわせてご覧いただければ幸いです。
施工事例はInstagramでも随時公開しています。 写真でのビフォー・アフターや、細かなこだわりポイントもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
小川工務店では、柏市・松戸市・流山市・我孫子市など東葛地区を中心に、 入居前リノベーションや住まいのご相談を承っています。
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