東京のしかも電車のホームにこんな像がある事にびっくり!
何度か浜松町には来ていたのですが、
今までこの像の存在すら知りませんでした。
近くに駅員さんがいたので聞いみたところ、
1952年、鉄道開通80周年記念になるものを探していた
当時の駅長さんが友人でもあった新橋駅委託医の
小林氏に相談したところ、
ご自分の長男誕生記念に作って病院の庭に置かれていた
「小便小僧」の像を寄贈してくれたそうです。
当時は真っ白な陶器の像だったそうですが、
1955年の駅ホーム改修の際に今のブロンズ像を再び
寄贈してくれたそうです。
今は2020年の東京オリンピック決定記念にこの衣装を着ていますが、
洋服を着た始まりはある寒い冬の日、一人の少女が、
裸だった像に毛糸の帽子をかぶせた事だったそうで、
その後、当時のOLさんが30年に渡って洋服を着せ続け、
この女性に続いて今は、港区の手芸ボランティア「あじさい」が
毎月洋服を作成し着せているそうです。
動かない像に洋服を着せる作業も大変で、
仮縫い状態で持ってきたものを像に着せながら
縫ってピッタリと合わせるのだとか。
御本家ベルギーの「小便小僧」は
フランスのルイ15世が衣装を贈ったのを機に
世界中から衣装が届くようになり、
今ではすごい衣装持ちになっているとか。
浜松町の「小便小僧」も今後、
ボランティアの皆さんに支えられて
日本一の衣装持ちになっていくのかもしれませんね。
小さな発見でしたが、まだまだ普段
見落としていることって多いですね。
浜松町に行かれた際にはぜひ、
3、4番線ホームの端にある「小便小僧」を訪れてみてください。

投稿者 : 西山(にしやま)
