和の趣と快適性を両立したリノベーション

松戸市で今回ご相談いただいたのは…

約築60年の平屋住宅のリノベーションのご相談です。
ご両親が住んでいた家を、空き家期間を経て「家族が快適に暮らせる住まい」へ
生まれ変わらせたいという思いからご相談をいただきました。

 

 お施主様のご要望

- 空き家になっていた実家を改修して住みたい
- 隙間風や構造の劣化に不安があ
- 水回り設備が古いのが気になる
- トタン外壁なのが気になる
- 太陽光や蓄電池など、エコで災害に強い家にしたい
- 和風の内装が好きなので、雰囲気は残したい

 

お施主様とは事前に何度もお打ち合わせを重ね、これからの暮らしに必要なこと、大切にされている住まいの雰囲気などを丁寧にヒアリングさせていただきました。
その中で、以下のようなご希望をお伺いし、設計・施工に反映しています。

 

リノベーションのポイント

- 屋根の全面補強＋再利用：瓦を一度降ろして屋根下地を補強・交換し、元の瓦を再利用。太陽光パネルも設置。
- 断熱性能の強化：無断熱だった天井裏・床下に高性能断熱材を充填。サッシ全交換＋一部雨戸やシャッターも採用。
- 和の趣を残す意匠再生：真壁造りの雰囲気を壊さず、木部は灰汁洗い、壁は左官で塗り直し。
- 水回りの刷新と機能性：
  ・キッチン：LIXILのセラミックトップ＋井戸水用水栓も追加
  ・浴室：タカラのホーローシステムバス
  ・トイレ：掃除しやすいタンクレストイレ
  さらに、玄関ドアも断熱＋防犯性の高い仕様に。
- 災害時の備え：エコキュートと蓄電池を設置。太陽光発電と組み合わせて、電気の自給自足体制を確保。

こうして、お施主様の想いに寄り添いながら、快適さと安心感を備えた住まいに仕上げました。

 

写真で見る、暮らしの変化

和の趣を残しつつ、現代の快適性を取り入れたリノベーション。
ここからは、実際のビフォーアフターの様子を、写真とともにご紹介します。

■外壁の変化

屋根の下地を補強し、元の瓦を再利用して太陽光パネルを設置。
落ち着いた印象のまま、防災性能を高めた外観に。

■キッチンと和室

 

和室とつながるキッチン空間には、LIXIL製セラミックトップを採用。
断熱材を床下に敷き、無垢のフローリングで快適性と意匠性を両立。
元々あった井戸水も使えるようにキッチンに水栓を二つ付けています。

 

■トイレと洗面

タンクレストイレと独立した手洗い器を採用。
来客時も使いやすい配置に。

 

■浴室リフォーム

断熱性・清掃性を重視して、タカラのホーローシステムバスを採用。
気密性が高く、寒い季節でも快適に入浴できます。

 

■和室・廊下・照明など

 

真壁造りの和室は木部を灰汁洗いで再生し、壁は左官で仕上げました。

 

照明は交換せず、築60年のあいだこの家を照らし続けてきたものをそのまま使用。
長い年月をともに過ごしてきたあかりが、今もなお穏やかに空間を照らしています。

 

空き家だった平屋が、暮らしやすさと安心を備えた住まいへと生まれ変わりました。
和の趣を活かしながら、断熱・耐震・エコ性能を兼ね備えたリノベーションは、
「住まいを活かして暮らす」選択肢として、これからの暮らしにも寄り添う住まいのあり方です。

 

小川工務店では、住まいの性能向上リノベーションから新築まで、暮らしに寄り添うご提案を行っています

平屋リノベーションや耐震リフォームをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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